KidsScriptとは?

子供のためのテキストプログラミング入門言語です。
3Dをモチベーションに、JavaScriptに慣れてゆくことを目的としています。
想定年齢:*
 初歩的な取り組み:8歳以上〜
 充分な内容の理解:10歳以上〜

特徴1
3Dのコンテンツを作成できます。子供は(大人でもそうですが)自分が好きなものを自分の手で作ってみたいものです。KidsScriptでは誰もが好きな「3D」の世界やゲームを、自分の手でつくることができます。また他の3Dソフトで作った3Dモデルを動かすこともできます。
子供でも取り組める3Dの学習環境は現在まだほとんどありません。子供たちにとってKidsScriptは、とてもエキサイティングな体験を提供するでしょう。

特徴2
  JavaScriptと互換です。KidsScriptは「JavaScriptのブロックエディタ」というユニークな発想で、JavaScriptと意識しないまま、子供でもJavaScriptを扱えるようにしたものです。子供向けプログラミング環境として普及しているScrachと同じ感覚で、ビジュアルにJavaScrptに慣れてゆくことができます。

特徴3
  テキストプログラミングに不慣れな子供が、テキスト入力や、プログラミングの概念に、段階的に慣れてゆく工夫 を用意しています。
たとえば、KidsScriptではキーボード入力は必須でなく、まずはソフトキーボードを用意して、物体の名前の入力や、物体のサイズの入力など、必要最小限な要所だけで、ソフトキーボードからの入力を促すようにしています。つまり ビジュアルプログラミングのなかに、ほんの少しだけ「文字を打ち込む」ハードルを混ぜてあるのです。 そうしているうちに子供たちは、ソフトキーボードよりも物理的なキーボードから手入力するほうが早いことを自分で発見したり、文字や数字などのテキスト入力をつうじてコードが動くことを発見していってくれるでしょう。**

特徴4
  自分が作った作品を、自作のWebアプリケーションとして公開できます。
  KidsScriptの処理系はすべてJavaScriptで実装されており、本サイト上だけでなく、任意のページ上でライブラリとして再利用することができます。 そのためKidsScriptで作られた作品は、Webアプリケーションとして任意のページ上で動作します。


* 想定年齢は、作者が個人的に想定している年齢で、専門家による検証はまだ受けていません。作者自身がおこなってきたワークショップでは、大人が直接指導する前提で、これらの年齢から可能でした。

** これらは作者が近辺でおこなった指導での実経験です。また、これをきっかけにタイピング練習に熱が入り直した子供もいました。